2011
08/18
泊原発3号機~知事は営業運転移行を認めるべきか?~

【泊原発3号機~知事は営業運転移行を認めるべきか?~】
日時 8月18日(木) 18:30~19:45
場所 HOPS進路支援室(法学部102)
現在、北電泊原発3号機の営業運転移行にむけて最終調整が行われています。泊原発3号
機では、通常1ヶ月程の定期検査後の調整運転がすでに5ヶ月以上続くという、異常事態が起
きています。
福島原発事故後最初の営業運転再開となる泊原発3号機経の対応は、今後他の原発の運転
にも影響をあたえるでしょう。北海道知事として、営業運転移行を認めるべきか、どんな条件を
つけるべきか、考えてみましょう。
[議論の報告]泊原発3号機【HOPS進路支援室(北公会)通信20110822】
8/18(木)の時事ディスカッション「泊原発3号機~知事は営業運転以降を認めるべきか?~」の
概要をお知らせします。
今回は、
第1ステージ
ー設定は知事側近MTGのルーム。30分以内に、泊原発3号機について知事の発表すべき方針をまとめる。
第2ステージ
ー設定は知事会見場。1名が知事、残りは記者となって、第1ステージでまとめた発表に対して質疑を行う。
(知事役は順番に交代)
というスタイルでディスカッションをすすめました。
☆第1ステージの結論
ー営業運転移行を認める。
(理由)ー調整運転と営業運転に差はない。
ー原発の代替手段はコスト高につながる。
ー北電に対して、最大発電量・発電コストなどの情報開示を求める。
☆第2ステージでの質疑
ーデータの公開を求めるのであれば、公開されてから判断するのが筋ではないか?
→(知事)冬に備えて電力の供給を確保する必要がある。
→→(記者)冬までまだ時間がある。
ー福島事故以降、最初の営業運転移行となるが、道として原発を推進するということか?
→(知事)そうだ。
→→(記者)道民の理解は得られているのか?
→(知事)周辺自治体の意見を聞いている。今後丁寧な説明は必要。雇用の問題もある。
→→(記者)仮に廃炉にする場合でも、数十年間の作業で雇用は発生する。
ー子どものための政治(知事の理念)と原発は相容れないのでは?
→(知事)否定。
☆整理
泊2号機がまもなく定期点検にはいることを念頭に、冬場の電力確保を重視して第1ステージでは営業運転
移行を認めました。同時に、最大発電量等のデータを北電が公開していないことから、データの公開を求め
る、と付け加えましたが、質疑でも採り上げられたように、これは筋の悪い話でした。
知事の方針をつくる、という立場から記者役と180度立場が変わると、同じ人からまったく別の角度からの
意見が出てきました。幅広い角度からの議論にはこの仕掛は面白そうです。
記者発表&質疑シリーズ、またやりましょう。
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Author:hokukoukai
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